【受賞・認定報告】「キッズインソール2」が「第17回キッズデザイン賞」を受賞しました
このたび、株式会社村井の「キッズインソール2」が「第17回キッズデザイン賞」を受賞いたしました。
キッズデザイン賞とは
キッズデザイン賞は、
「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」
「創造性と未来を拓くデザイン」
「子どもたちを産み育てやすいデザイン」という
3つのデザインミッションを実現し、普及するための顕彰制度です。
「すべての子どもは社会の宝であり、未来そのもの」という考えのもと、子どもに関連するさまざまな製品・サービス・空間・活動・研究の中から、子どもや子育てに関わる社会課題解決に取り組む優れた作品を顕彰しています。
「足の正しい成長を促す」キッズインソール
10歳頃まで足骨格は未完成であり、完成までは骨と骨の結び付きが弱くバランスが崩れトラブルが発生しやすいデリケートな時期です。崩れた足骨格を後から修復することはとても困難で、完成前に良い形に整えることが重要と言われています。
足骨格を整えるには適度な運動と正しい靴の着用が必要ですが、子どもの足と靴を取り巻く様々な課題があります。
近年、生活環境の変化によって子どもの運動量は低下しており、外反母趾や扁平足などを抱えた子どもが増えています。
一度足トラブルを抱えると「歩きたくない」状態になり、その結果、運動量も減り更に健康から遠ざかるループに陥りやすくなってしまいます。また、すぐにサイズアウトしてしまうため、大きめの靴を選ぶ保護者も多いのが現状です。
私たちはこうした声を聞き、使いやすく安価なインソールで子どもの足をサポートすることで、子ども時代だけでなく、大人になってからも健康に、楽しく、自分らしく毎日を過ごせる持続可能な社会の実現に寄与できるのではないかと考えました。そこで「足の正しい成長を促す」をコンセプトにインソールの研究、開発に取り組みました。
子どもの足は年齢により異なる部位が成長していきます。そこで私たちは成長段階に応じて4種類の異なるインソールを開発しました。
1~2歳用はかかと部のカップ形状で未発達な足と歩行をサポート
3~5歳用は運動量増加に伴い発達し始めた土踏まずをサポート
6~7歳用はしっかりとした歩行に伴い発達する横のアーチ構造をサポート
8~10歳用は完成に近づく足骨格をトータルでサポート
各々の成長に合わせた機能を持つ子供専用設計にしました。
また、大きめの靴を選びがちな現状を考慮し、靴のフィット感に合わせて、インソールの層を剥がし、厚み調整ができるよう工夫し、これにより子供の足の正しい成長を促すことと一足の靴を長く履けるようにすることの両立を可能にしました。
「キッズインソール2」は市場に丁寧に応える姿勢や、サステナブルな視点を評価していただき、「2022年度グッドデザイン賞」も受賞しています。
「キッズインソール2」はARUKU COFFEE & GALLERY 店頭にてご購入いただけます。
「Shoesfit.comコラム」では、子どもの足と靴について詳しくご紹介しています。
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