【子どもの足と靴】「足育」って?足の成長の話
Shoesfit.comコラムシリーズ「子どもの足と靴」では、気にはなるけどどこを気を付けたらいいか分からない、子どもの足と靴について掘り下げます。
「「足育」って?正しい靴選びとケアの話」では「足育」とは何か、なぜ「足育」が必要なのかについてご紹介します。
「足ってこんな風に成長するんだ」と思いながら読んでいただけると嬉しいです。
さて、みなさんは「足育」という言葉をご存知でしょうか?
「足育」とは、正しい靴を選び、正しい足のケアを小さい頃から行い、足の機能を守り育てることです。
足は体を支える大切な土台です。しかし、小さい子どもたちの足はまだまだ未発達。足の成長を促すために「足育」はとても大切です。
特に足の基本骨格構造が構成される10歳頃までは、足骨格全体のバランスが崩れやすくデリケートな時期です。
気にはなるものの、情報の少ない子どもの足の健康について、シューズフィット・ドットコムがお答えします。
目次
子どもの足の特徴
子どもの足の成長段階
1. ベビー(1~2歳) 足長12~14cm
2. トドラー(3~5歳) 足長15~17cm
3. プレジュニア(6~7歳) 足長18~19cm
4. ジュニア(8~10歳) 足長20~22cm
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子どもの足の特徴
子どもたちの足は未発達と書きましたが、「長距離を歩けない」「足取りがまだしっかりとしていない」という意味だけでなく、骨格自体が未完成なのです。
大人の完成された骨格とは異なり、生まれたときの赤ちゃんの足の骨はほとんどが軟骨です。そのため、合わない靴などで負荷がかかっていても痛みを感じにくく、変形しやすいため、大人以上に気を使う必要があります。
子どもたちの足はつかまり立ちをしたり、よちよち歩きをしていくことで足の筋肉と一緒に骨格も育っていきます。初めてのつかまり立ちや最初の一歩は子どもたちの足にとっても大切な成長の瞬間なのです。
子どもの足の成長段階
それでは子どもたちの足がどのように発達していくか見ていきましょう。子どもの足の成長段階は、大きく次の4段階に分けることができます。正しい足骨格の成長のためには、成長段階に合った正しいサポートが大切です。
ただし個人差がありますので、あくまで発達の目安と考えてくださいね。
1. ベビー(1~2歳) 足長12~14cm
足は、骨格、筋肉ともに未発達で、歩行もまだまだ不安定なよちよち歩きです。足全体が厚い脂肪層で包まれているため、外見的には土踏まずのない「扁平足」に見えますが、「扁平足」の判断基準となる足の骨格アーチは未だ形成されていません。
ある程度歩けるようになり、散歩や遊びなどで外歩きを始めるお子様も多いのではないでしょうか。この時期から本格的に外履き靴を使い始めます。
2. トドラー(3~5歳) 足長15~17cm
トドラー(toddler)とは英語で「よちよち歩きの子ども」という意味です。
とにかく動き回ってお母さんもお父さんも目が離せない時期ですが、この時期にたくさん動くことによって、筋肉、骨格ともに成長します。
足骨格の縦アーチ(土踏まず)は、この時期に発達が始まります。
土踏まずが発達しないと「扁平足」になり、足の機能を十分に発揮できない可能性があります。
3. プレジュニア(6~7歳) 足長18~19cm
歩き方がしっかりとした成人型となり、足の骨格が成人に近づいてくる時期です。足骨格の横方向(足の幅方向)のアーチ構造は、この時期に発達が始まります。
この横アーチが未発達だと、将来的に外反母趾や内反小趾になってしまう可能性があります。
4. ジュニア(8~10歳) 足長20~22cm
足の骨格が成人に近づき完成間近な時期です。足骨格の基本である縦方向(足の長さ方向)、横方向(足の幅方向)のアーチ構造も完成間近です。
足のサイズもぐんぐん伸びていく時期です。
小さな足の中でたくさんの変化が起きていることがお分かりいただけたと思います。
大人の足とこんなに違うだなんて私も知ったときはびっくりしました。
次回「【子どもの足と靴】足の健康のために大切なことって?正しい靴選びの重要性とケアの話」では足の健康を守るための具体的な方法についてお話いたします。
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