【足の症状シリーズ】ゆびの間がピリピリ!モートン病の話
コラム「足の症状」シリーズ 今回のテーマは「モートン病」についてです。
「足底筋膜炎(そくていきんまくえん)」と同じように、世間一般にはあまり知られていない病名ですが、実は悩んでいる方が多い症状です。
そこで、このコラムではモートン病について「原因」「対策」に分けて詳しくお伝えしていきます。
目次
ピリピリ!チクチク!モートン病とは
多くの場合、足の「中ゆび」と「薬ゆび」の間に、ピリピリとしたしびれや痛みを引き起こしますが、その他の箇所に症状を感じる方もいます。
特定の靴を履くと痛みを感じるという方から、裸足でも強い痛みを感じる方まで様々です。
モートン病の原因とは
モートン病の原因として挙げられるのが「つま先立ち」です。身に覚えのある動作なので、少しドキッとしますよね。
「つま先立ち」をするスポーツやバレエなどのダンスをされる方、またヒールのある靴を履く方などに生じやすい足のトラブルです。
日本整形外科学会のウェブサイトでは、モートン病について以下のように解説しています。
「(前略)つま先立ちをすることによって、足趾に行く神経が中足骨間を連結する靱帯(深横中足靱帯)のすぐ足底部を通過するため、この靱帯と地面の間で圧迫されて生じる神経障害です。圧迫部の近位には仮性神経腫といわれる有痛性の神経腫が形成されます。中年以降の女性に多く発症します。」(日本整形外科学会 「モートン病 原因と病態」より抜粋)
つまり神経が足の靭帯のすぐ下を通るため、つま先立ちをすると、神経が靭帯と地面に挟まれてしまい、ピリピリとした神経痛を引き起こすのです。
この圧迫が長期にわたり繰り返されると神経にコブができ、重症化してしまいます。
また、足にある3つのアーチ構造のなかの「横のアーチ」が低下することで靭帯と神経の間隔が狭くなり、症状が出やすくなります。
なぜ「中ゆび」と「薬ゆび」の間に痛みが出やすいの?
モートン病は「中ゆびと薬ゆびの間に症状がでやすい」とご説明しました。
モートン病の対策
対策としてまず大切なのが、足に合う靴を履くことです。
特にヒールのある靴を履くと、靴の中でモートン病の原因である「つま先立ち」をし続けているような状態になってしまうので、症状を悪化させてしまいます。
モートン病に悩んでいる時期は、ヒールの低い靴でおしゃれなデザインを探してみましょう。
また、低下している「横のアーチ」をサポートすることも併せて行いましょう。
「横のアーチ」をサポートすることによって、神経への圧迫を軽減することができます。
Shoesfit.com製品であるインソールプロモートン病対策は、症状の出やすい「中ゆび」と「薬ゆび」の間に「横のアーチ」を支えるパッドを配置しています。
中ゆびと薬ゆびの間にしびれや痛みのある方はこちらがおすすめです。
「中ゆび」と「薬ゆび」の間以外にピリピリとした違和感が生じている場合は、バランスよく「横のアーチ」を支えることのできるインソールプロ外反母趾対策がおすすめです。
モートン病は放置してしまうとどんどん重症化してしまいます。
今回は「つま先立ち」という動作に注目して解説しましたが、これ以外にも、「歩き方」や「普段履いている靴との相性」なども原因として考えられます。
足に違和感を感じたとき、「どのような違和感か」「どの靴を履くと感じやすいか」「どんな動作のときに違和感を感じるか」など記録したうえで、医療機関を受診してくださいね。
足からのSOSを見逃さずにフットケアグッズを活用していきましょう。
(参考:靴人間工学 改定3版テキスト)
(参考:足と靴-その整形外科的処置法 初版)
モートン病ケアにオススメのインソール
ロングセラー!「インソールプロ モートン病対策」
中ゆびと薬ゆびの間隔を広げ、神経の圧迫を和らげる立体形状付インソールです。
普段履きのスニーカーや、カジュアルシューズでのご使用がおすすめです。
レディース(22~25cm対応)
メンズ(25~27cm対応)
ロングセラー!「インソールプロ 外反母趾対策」
ピリピリとした違和感が中ゆびと薬ゆびに生じていない方にはこちらがおすすめです。
「横のアーチ」を支えてくれる立体形状付インソールです。
レディース(22~25cm対応)
メンズ(25~27cm対応)
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